さてさて、いよいよIRONMAN70.3JAPANの前日となってしまいました。昼間の競技説明会に出るために、セントレア(中部国際空港)入りしなくてはなりません。空路を選択しちゃったので、羽田空港7:50分発の日本航空201便に搭乗です。実は当日説明会の時刻に間に合う便はこれしかないんですわ。あとは夕方の便だけになっちゃいます(成田からも1便だけあります)。で、いざ機内に乗り込んでみると、これが異様な状況でした。なんかね、ムキムキ率が高い。今朝は雨で気温がかなり低めだったんですが、やたらと短パンはいてるヤツが多い。モチロン短パンのすそからはバッキバキの太ももとふくらはぎがこれみよがしですよ。なんでしょうこの乗客たち?平均体脂肪率がやたらに低そうです。そう、トライアスリートしか乗ってないんですよ、この飛行機。こんな筋肉で重たそうな乗客たちを乗せた飛行機が本当に飛ぶのか?なんて私の不安をよそに、フライトは富士山を左手に定刻15分遅れでしたが無事完了しました。
機内では初めてのトライアスロン部の森本さんに遭遇。今回のIRONMAN70.3JAPANではFBのアクティブなグループである初トラ部からけっこう多人数が参加してます。初めてお会いした人もいましたし、皆さん色々お世話になりました。森本さんはこのあとほぼ行動を共にすることに。
森本さんは今回、輪行袋で自転車を手荷物預かりという選択肢をとりました。国内線ではかなり丁寧に荷物を扱ってくれるし、50cm×60cm×120cm以内で20kgまでの荷物なら無料で運んでもらえます。空港までの持ち運びをいとわなければ、もっともリーズナブルな輸送手段です。でも少なくとも輪行慣れしてる人でないとツラいかな?実際説明会>受付までの流れを、ゴロゴロと台車を運びながら過ごさねばなりません。その後もちょっと大変です。
自転車は大型手荷物ということで、コンベアをぐるぐる回るヤツとは別の出口から預かり所に運び込まれてきます。が、これがなかなか運ばれてこない。あんまり出てこないので係のおねーさんに聞いたところ、今回は自転車の手荷物が非常に多いので、積み出しに若干手間取っておりまして…と、こっそり教えてくれました。実は出発が定刻より遅れたのも、この多数の自転車を積み込むのに手間取ったかららしいです。飛行機を遅れさせてしまうとは、トライアスリート恐るべし!そして世間の皆様すみません。
で、やっと森本さんの自転車が出てきたんですが、それを見て森本さんちょっと小悲鳴。『ディレーラーが下になってる!』丁寧にフレームも傷なんかつけることなく運んでくださったJALさんですが、さすがにそこまでは気が回らなかったようで、森本さんはこのあと自転車を組み上げるまで、しばらくディレイラーが無事かどうかを気にやみつつ自転車をゴロゴロ運び続けることになります。結局問題なかったんですけどね。でも他にも輪行袋使っている人は何人か見受けられました。割合としてはシーコンみたいなセミハードケースが断然でしたけど。
競技説明会はセントレア空港建物内の広場を使って行われました。でっかい看板と立派なステージ。そこに大っきなオーストラリア人のおじさんが登場した途端、どじゃーんと派手な音楽が鳴り響きました。なんかとっても派手!多分IRONMANの関係者の方なんでしょう。元気のいい声でなにやらまくしたてるのですが、英語なので全然わかりませんw でも会場がわっと盛り上がりました。こーいうショーアップはやっぱりあちらの方々はとっても上手だなー。そのあとはモチロン日本語での競技説明が始まるのですが、ここで説明役の白戸太朗さんが気になる言葉をいくつか。バイクコースは獲得標高は600mぐらいになります。あとランのコースも最初のほうがかなりキます。その言葉を、翌日我々参加者はたっぷり思い知ることになります。いや、ホントの話。
この説明会場で今度は初トラ部の平尾さんと合流。森本さんと3人でこの後の行動を共にすることになります。
1回目の説明会終了後にいよいよ選手受付が開始されるわけですが、説明会を終えた人数がそのまま移動するもんだから、あっという間に長蛇の列に。これ、選手受付を始める時間を早めるか、逆に説明会の時間を後ろにずらすかするだけで随分かわると思うんですけどねー。とにかく2日間の間、参加者の皆さんは兎に角こうした長蛇の列に悩まされ続けることになります。
ここでお昼ご飯。空港内の風々茶屋できしめんと味噌カツ丼のセットをいただきました。ここは驚いたことにお風呂が併設されています。というより、風(フー)の湯という展望風呂に食事処の風々茶屋が併設されているんですね。競技後に空港を眺めながらひとっ風呂浴びることが可能です。
受付をすませた選手はバイクチェックインのため、空港臨時駐車場からスイム会場とバイクのスタート地点である、新舞子マリンパークへのシャトルバスに乗ることになります。ここでもけっこう長蛇の列が。そりゃ自転車と人間をたっぷり運ぶんですから当然ですわな。我々は平尾さんの車に便乗させてもらったので楽ができましたが、でなければここでもかなり時間を食うことになると思います。そして新舞子マリンパークの会場駐車場でも、やはり駐車場待ちの長い列ができてました。ここらへん、次回はもうちょっと人の流れを分散させる、いいオーガナイズを期待したいところですね。バイクチェックインも18:00までの予定でしたが、シャトルバスや人の流れが追いつかず、ホテルに戻ってくるのがかなり遅くなってしまった人もいたようです。
さて会場では私がバイクを預けた西濃運輸のカンガルー自転車イベント便と、バイポタのブースが作られていて、私はようやくここでバイクを受け取りです。輪行でここまでの道のりをシャトルバスを使って来たと思えば、これはかなり楽ちんですねー。受付で名前と住所を言うとすぐに荷物を受け渡ししてもらい、復路の時用の輪行箱の引き替え札を渡されました。バイク組み立て作業(といっても前輪とシートポストをはめてDHバーの角度を直すだけですが)のためのスペースも充分以上に確保され、非常に快適です。バイポタの方は組み立てすら要らないので、ラックにすぐに走れる状態のバイクがかけてあるだけですね。どちらも楽をしたい人にはプライスなりの価値のあるサービスだと思います。利用者も多かったようですしね。私も状況によってはリピートしてもいいかなという感想を持ちました。
そのあとはバイクチェックイン。バイクとヘルメットに貼られる検査済みシールがやたらにカッコイイです。バイクラックにずらりと並んだバイクたちは、やはりTT比率が高いですね。TTでなくても素人目にも立派なヤツでいっぱいです。ここらへんミドルディスタンスの凄みというヤツですか?なんにせよ、バイクを預けてしまえばいよいよ戦闘準備完了!というかんじで昂ぶってきちゃいますねー。心配なのは、かなり風が強いこと。昨日雨が降ったからーみたいな話がありましたが、明日に悪い影響がでないといいんですけど。空もほぼピーカンで、明日もこれならかなり暑くなりそうです。
全ての準備を終えて宿泊先の東横インに辿り着くと、ここでもチェックインを待つ渋滞が。しかもトライバックをかついだゴツいアスリートがやたらに多い渋滞です。一般の宿泊客の皆さんはその間に挟まれて、いったい何が起こってるんだ?みたいな顔で不安がっている様子も見受けられましたが、普段はこのホテル、こんなにパンパンになっちゃうことはないんでしょうねー。フロントが完全にキャパシティーを超えています。この渋滞は9時になっても続いていたんで、アイアンマン開催中は外出の時にはフロントにキーを預けない方がいいかもしれません。なかなかキーを返してもらえません^^;
夕食は初めてのトライアスロン部の皆さんと、空港のモダン焼きやさんぼてやで盛り上がりました。明日の健闘を誓ってカンパーイということで、でも前日の深酒は禁物なのでみんな1杯だけですけどね。
今日初めて会った人もいるし、世代も仕事も別々なのに、いやぁ、トライアスロンの話をしてると話題が尽きませんねー。さあさいよいよ盛り上がってまいりました!明日はどうなるかな?
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