HuluやNetflixには前々から興味があったんです。だってウォーキングデッドとか見たいんだもん。とはいえ洋ドラなんかは字幕ですからねー。どんだけ見れるモノかと。タブレットやノートパソコンで試聴だと画面がちっさいし、テレビもネットに対応しててもイマイチ使いづらい。Huluの画面に辿り着くまでプチプチ何度もボタンを押して待たないといけないんです。検索もインターフェイスが多くて時間がかかるしねー。はたして毎月1000円以上払って元を取れるほど利用するかしら?ならレンタルDVDでいいじゃん。などとネガティブな感情が頭をよぎりまくって、サービス開始してずいぶんになるのに、いまだ契約には至っていない状態です。
そんなところに誕生した新サービスが、Amazonのプライムビデオ。Amazonのプライム会員は、追加料金無しで豊富なコンテンツが視聴可能というサービスです。もちろん通販大好きっ子な私ですから、入ってますよ、プライム会員。なんで実質的にタダで番組を見放題ということになります。なんたる太っ腹!未加入の人でも月あたり300円程度の出費増ですみますから、コストパフォーマンス的にはダントツと言えるでしょう。
サービス自体は9月末頃から開始しているので既に利用されている方もいるかと思いますが、iPhoneやAndroid、iPadなどからアプリをダウンロードして利用するという形だったので、ちっさい画面でしか楽しめませんでした。PS4でも見れたらしいですが、持ってないですしねー。そんななか10月28日に満を持してリリースされたのが、Fire TVとFire TV Stickです。TVのHDMI端子につなぐだけで簡単にTVの画面でプライムビデオを楽しめるというデバイスなんですが、まあAppleTVなんかと同じセットトップボックス型のストリーミング再生装置ですね。ただ、見放題で見れるコンテンツの数が段違いです。というか、AppleTVの方はITunesのサービスに依存しているんで、見放題サービスというの自体が存在しません。それにFire TVだと4Kにも対応してます。4Kテレビを買って、対応コンテンツがないから腐らせかけそうになっているご家庭には、待ちかねたサービスかもしれませんね。
ウチには4Kテレビなんてないので、Fire TV Stickという安いヤツで充分なんですが、これはその名の通りスティック状のモノをHDMI端子に差し込むだけで、そうでないTVでも、TVがスマートテレビっぽくなっちゃうよというお手軽なデバイスです。価格も4980円と破格なところを、今回予約注文したプライム会員にはそこからさらに3000円引きの1980円という、まるで秋葉館で売っている謎の中華オモチャみたいな謎プライスで提供されていたモノですから、一瞬も迷わずにポチってしまいました。
はたして28日に届けられたのは、とてもちっちゃなケース。開けてみると、一昔前のUSBスティック型の無線LANクライアントみたいな本体と、いくつかの付属品が入っていました。意外だったのはUSBケーブル。スティック型なので差し込むだけでUSBデバイスのようになんの手間もなく動作するのかと思い込んでいましたが、電源は別にとらないと駄目な仕様です。MicroUSBのコンセントが本体横についていて、そこに給電をしなくてはいけません。そのためのコードと、電気のコンセントに差し込むUSBコンバータが同梱されています。TVにUSB端子がついていたんで試しにそこから給電してみましたが、『電力が足りねーよ』とメッセージが出て、動作が不安定になったんで、ちゃんと電気のコンセントに付属のUSBコンバータを差し込んで、そこから給電した方がいいみたいです。
電源さえ確保してしまえばセットアップは簡単です。スティックを差し込んでしまえば、勝手に画面が表示されます。電源ボタン等は無いみたいです。ID等はあらかじめセットアップされて送られてきているので、やることはWifiの設定と言語の選択ぐらい。すぐにイントロダクションムービーとメインメニューが表示されます。
プライムのマークがついているものが見放題で視聴可能なコンテンツですが。見渡したところマークがついていないのは無いですね。探せばあるのかもしれませんが。見たい番組を選択すれば、そのまま視聴可能です。凄く手軽。余計なモノを意識しないでいいので、利用頻度がかなり高くなりそうな予感がします。利用する入り口に辿り着くのが面倒なサービスというのはどんなに良さげなサービスでも結局目が行かなくなって、そのうち利用しなくなってしまうモノです。その点こちらはDVDレコーダーよりもすぐに利用することが出来そうです。
さて、Fire TV Stickは安価なだけに、付属のリモコンが簡易タイプになってます。なので音声検索が利用できません。音声検索を利用するためにはそれ付きのリモコンを買わなければならないのですが、スマホでFire TVのアプリAmazon Fire TV Remoteをダウンロードすると、同様の使い方が出来るようです。さっそくダウンロードしてみました。ソフトを起動するとそのまま端末を探しに行きます。パスコードを要求されるので、Bluetoothで接続されているのかと思ったら、どうやらWifi接続みたいですね。リモコンでやれるコトは付属のリモコンとあまりかわりませんが、操作方法は独特で、おぼえるまでにちょっと苦労しそうです。ソフトの最上部にはマイクボタンがついていて、これをプルダウンしながら喋ると音声入力が可能になるようになっています。認識精度は悪くありません。また、ソフトウエアキーボードをセコセコ操作しているよりも遥かにスピーディに作業が完了できます。これは便利!
Fire TV Stickはプライムビデオを再生するほかに、アプリやゲームをダウンロードして使用することや、写真、ミュージックの再生も可能です。ですがストレージ容量は8GB。メモリカードスロットも無いので、あまりこちらの機能をアクティブに使うことは考えない方が良さそうですねー。アプリにはNetflixやHulu、GYAO、ニコニコなどといったサービスの再生ソフトもあるようですが、どの程度の使い勝手かはわかりません。試しにダウンロードしてみたYouTubeのソフトは、なんと自分のアカウントでログインすることが出来ないというトホホなソフトだったんで、他にもあまり大きな期待をいだかない方がいいのかなーって思ってしまいます。
ただ、あくまでプライムビデオを楽しむためのデバイスだと割り切れば、ユーザーインターフェイスはまだまだ改良の余地大ですが、動作は軽快だし、悪くはない買い物ではないでしょうか?さっそくウォーキングデッドをがっつり楽しませて貰ってます。あと、玉川区役所OF THE DEADも。これなかなか面白いわ。『ノーマウスピースだから気をつけろ!』
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