数えてみたら今までに8回ほどトライアスロンの大会に参加しているんですが、その全てが自家用車でシコシコとバイクを持ち込むという手段をとっていました。ところが今回は今までで最も遠い愛知県の知多半島。しかも普段の倍の距離をレースするのですから終了後はへとへとになっていることが推測され、まあクルマで乗りつけるのは避けた方がいいなーという結論に達しました。んじゃ折角空港周辺でやるわけだし、早割使うと新幹線より安いかもということで、交通手段は空路を使うかな…と、そこまでは簡単に決定したのですが、さて一番の大荷物であるバイクはどうやって運ぼうかと、今回はそこらへんのお話しです。
第1に考えられるのは輪行+機内預かりですが、やっぱ復路で自転車引きずって歩くのもかったるそうですし、安心して機内預かりしてもらうにはそれなりにハードな輪行ケースを用意しなくてはなりません(注:通常の輪行袋でも機内預かりはしてもらえます)。そんなのは持ってませんし。他の手段があるなら今回は避けたいところです。
となると別途輸送ということになるんですが、サイクリングタッグやシクロエクスプレスなどはイベント会場の受渡に対応しているのか(受けはともかく渡しが難しそう)不安があるので、自然とカンガルー自転車イベント便とバイポタの二択になっちゃいます。大会公式HPでも斡旋しているぐらいですからねー。
両者の違いはまずは荷姿です。カンガルー便は輪行箱(レンタルあり)かクッションのついたしっかりした輪行袋を用意し、パッキングしないといけません。対するバイポタはすぐに乗れる状態のままで自転車を輸送することが可能ですが、自宅まで取りに来てくれないので、アスロニアをはじめとするサービス取扱店まで自転車を持ち込まないとなりません。近場に取扱店が無ければ、その時点で選択肢から外れちゃうことになりますね。
値段に関してはバイポタの方がお高めになります。アスロニアからセントレアで別荷物一個OKの場合で18,360円、帰路宅配オプションが23区内で4320円プラス。対するカンガルーは23区内発着+同送品1で10700円と、輪行箱レンタルが2100円。けっこうな値段の差になっちゃいます。バイポタは軽整備付きだったりするので単純比較は出来ませんが、単にコストのみを追求するとカンガルーに軍配が上がりますね。今回はこっちでいってみることにしました。
インターネットからオーダーすると、集荷日の2〜3日前にレンタルの輪行箱が送られてきます。これに自転車をパッキングして、あとは同送品(別荷物)と揃えて集荷を待っていればいいだけなんですが、ここで問題発生。
おおきいです……!
うちはガレージがあるんで物の置き場所には多少恵まれている方なんですが、届いた輪行箱を見てちょっとたまげました。寸法で言うと151×40×77になるんですが、ピンとこないでしょうねぇ。まあ小柄な女の人なら中で寝れます。んでそのまま天井に向かって手を伸ばせます。中の自転車を守るためにクラッシャブルゾーンを大きくとったせいなんでしょうが、ぶっちゃけ置くトコが無いですわ。しょうがないんで自家用車の上にのっけときましたが、ガレージ無ければそれこそどこに置いておいたものか途方に暮れちゃうでしょうね。安さのウラにはそれなりに罠があったりするもんだなーと思いました。
実際のパッキングですが、蓋の裏側にやり方が書いてあるのでそれに従って詰めていくだけ。前輪を外してシートポストを引っこ抜くだけで簡単に箱に収めることが出来ます。DHバーだけはネジを緩めて若干下に向けなければいけないですが、初めてでも15分かからずに作業を完了することができました。ただ、フロントフォークだけは段ボール折り曲げた小さな紙片で固定するようにと書いてあり、なのにそのパーツが見当たらないもんだから、あわててY’sいってフロント用のエンド金具買ってきました。でないと薄いスポンジの上に直置きになってしまうので…。
シューズはペダルにくっつけたまま、空のボトルと工具ケースはケージにさしたまま、あとウエス代わりのペーパータオルを緩衝材代わりに。あともう一つついでにサンダルを一揃え突っ込みましたが、まあこれっくらいは勘弁してもらえるでしょう。たぶん^^;
同送品は3辺が130センチ以内のもの。そこそこ大きめのバッグでも大丈夫です。一応透明ポリ袋で周囲を保護しましたが、写真のようなソフトバックでも全く問題ないそうです。
集荷当日にはドライバーさんから確認の電話があり、受渡もスムーズに完了。とはいえ愛車がガラガラ運ばれていく様は、たとえしっかり扱ってもらえると判ってても、やっぱちょっと不安にならざるを得ないですよねー。無事セントレアで再会できるまで、しばしのお別れです。現地ではどんな感じか、追ってレポートしますね。
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