一昨年あたりからトライアスロンをやってます。
世間的な認識でいうとトライアスロン=アイアンマンレースということになっていがちですが、実はトライアスロンにもいろいろな距離のレースがあって、そのもっとも長い距離で行われるレースの中の、さらにWorld Triathlon Corporationというところが開催しているシリーズ戦のみをアイアンマンレースと呼称します。そのレースを制限時間以内に完走出来た人が、アイアンマンと呼び称えられるんですね。
日本国内のレースでは8月に北海道洞爺湖周辺で行われるレースがアイアンマン・ジャパンです。他にも長距離レース(ロングディスタンス)はありますが、有名な4月の宮古島はストロングマン、6月の五島列島はバラモンキング、9月佐渡はアストロマンと、それぞれ完走者を呼び称える名称は違ったりします。それでもこれほど名が通ってしまったのは、やはり圧倒的に語感がいいのと、あいつのせいでしょうね。トニーおじさんの。
なんにせよアイアンマンレースは水泳3.8K 自転車180K ラン42.195Kの距離を走る非常にハードなレースなんで(もっとも多く行われているオリンピックディスタンスと呼ばれる大会は、水泳1.5K 自転車40K ラン10K)、ちょっとトライアスロンをかじってるぐらいで、『凄い!アイアンマンなんですねー』なんて言われると、非常に気恥ずかしかったりします。いやまあ、最終的にはみんなそこを目指したいんですけどね。まだ遠く到ってないトライアスリートが大多数なんですよ。
んじゃ今朝お前が書いてたアイアンマン70.3ってなんだよ?と言われそうですが、こちらはいわばハーフアイアンマンです。水泳1.9K 自転車90K ラン21.0975Kで、ミドルディスタンスというカテゴリに分類されるレースですね。オリンピックディスタンスからいきなりアイアンマンで距離が4倍になるというのはあまりにもギャップが大きいので、その間をステップアップをするためのカテゴリーとして存在しています。これもシリーズ戦になっていて、日本で開催されるのはセントレア空港を中心に知多半島を舞台としたレースになってます。70.3というのは、3種目合わせた距離の約113Kをマイル表記したものですね。なんでここだけ唐突にマイルが出てくんだよ!とか突っ込んではいけません。きっとオトナの事情があるんです。
ミドルディスタンスのレースは他にもあるんですが、このレースはなにがお得って、完走すると一応アイアンマンになれるということです。まあ正確には後に続けて小さい声で70.3って付け加えないといけないんですが、なーに、一般の人にはそこらへんの区別は些末なことでしょうから、気にしなくていいでしょう。取り敢えずはいい気持ちになれるワケです。まあ心の奥底では、『でも70.3なんだけどね〜』とか懺悔したりしてるんですけどね。とはいえミドルでも充分以上にハードなんですよ。
私は今回これを目指してみようというわけです。50代にして、ちょっとオトナの階段を登ってみちゃおうってわけですね。走りきって、すこし周囲の人にドヤってみたいんです。
残り10日もありません。衰えるばかりの身体で果たして乗り切ることは出来るのか?我がことながら、非常に興味深いです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。