トライアスロンの道具で一番値がはるものといったら、やっぱり自転車ですよね。ロードのバイクを既に持っている人はDHバーを追加して流用すれば安いですが、トライアスロン用の自転車はドラフティング(前を走る自転車の後ろにくっついて空気抵抗を軽減させる行為)禁止なので空気抵抗を単独で稼ぐ必要があり、強い前傾をやりやすくするために、シートチューブが立ち気味に設計されている(ハンドルとシートが近い)フレームになっているようです。このような立ち気味の設計にすることでハムストリングスの疲労も軽減されると聞いたこともあります。なんで、先のことまで考えたら専用のものを買った方がいいんでしょうね。まあスプリントでタイムとかあまり気にしないレベルでは普通のロードで必要十分なんでしょうが、私はロードのバイクなんて持っていなかったので、専用のヤツを買いました。5年も前にw しかも特売で買ったんで軟派?で安物なルイガノです。
初心者用に安価に手に入るトライアスロンバイクって言うと、ルイガノのMERシリーズしかないんですけどね。LGS-MER ex(若干上級の変速機がついているバージョンらしい)の2007年型が私の愛車です。でもこういうのは具体的に参戦を決めてから手に入れた方がいいかもしれないです。どうせならで買ってしまってから5年も経つと、さすがに色々な部分が進化した現行型がもっと安価に手に入るようになってますし、ろくすっぽ使わないでおいてもくたびれる部分はくたびれてきます。まあ練習のつもりで整備や清掃をやっていく予定なんで、いーんですけどね。
ただ、整備するにも工具やサプライが要りますし、パンクの交換ぐらいは自分で出来るようにならないと、いざという時に対応できません。また、トライアスロンに参加するとなれば自転車の持ち運びが必要になるので、輪行袋なども必要になってきます。勿論練習するとなればサイクルウエアも多少は揃えなくてはならないでしょうし、ビンディングの付けられるシューズも不可欠です。ヘルメットも大事。無いとレースに出られません。うーむ、どんだけお金がかかるんでしょう?
とりあえず春先から練習には入っていますが、とりあえず23〜24km/hくらいの巡航なら現状でも楽にこなせそうです。でも40分で走り切るのを目指すなら30km/h以上は必須ですから、もう6〜7km/hを積み上げないといけません。んでちょっと思い立ってポジション調整を行ってみました。
実はいままで殆ど吊るしの状態で走っていたんですけどね。なんでも踏み込んだ時にちゃんと脚が伸びた状態になっていないと、自分の体重や脚力をちゃんと推進力に変えられないということなんで、シート位置をしっかり高くしてみることにしましょう。ペダルがシートチューブの延長上の一番遠い位置に行った時、脚がしっかり伸び切る高さにシートを調整するとよいとありますが、うーん、バイクを立った位置で人間がまたがっても大丈夫なように固定する設備なんて無いもので、しかたないので六角レンチをポケットに入れて河原まで行って、ちょこちょこ調整しながら走ってみることにしました。
すこーしずつサドルの位置を上げながら確認を続けていると、かなり持ち上げた所で、踏み込むとハムストリングとふくらはぎがスコーンと伸びる状態になるポジションが!うお、これはイイ!ムチをイメージして軽く脚をしならせるように最遠点を目指して脚を踏み抜いていくと、そんなに力も入れずにグングン漕いでいけます。30km/hぐらいは余裕でイケルんじゃないかって感じです(除く向かい風)。いやいや、ポジショニングって大事なんですねぇ。
とはいえ30km/hで走れますってだけじゃ全然余裕がないので、もうちょっと積み上げていかないといけません。するってーとあとフォームか?脚の回し方なのか?もうちょっと試行錯誤が必要なようですね。あとは鍛錬と。でもあと40日ぐらいしかありません(汗)