いつかはトライアスロンと言い続けて、気がつけばもう数年。死ぬまでにはなんとかとか思っていたのですが、もう既に衰えるばかりの歳になってきてますからねー。このままだと本当に夢のままで終わってしまいそうなので、一念発起してみることにしました。今年の館山わかしおトライアスロンに参加します。
そもそもトライアスロンって競技、始めるのにハードルが高すぎるんですよねぇ。自転車をはじめ、色々揃えるものが多くてお金がかかるし、水泳、自転車、ランニングとそれぞれある程度はこなさなければいけないというオールマイティーさが要求されるし、なによりあんなもん相当のツワモノ、いわゆるアスリートの人がヤルもんじゃない?という意識的ハードルがばか高いです。「こんどトライアスロンやるんだよ」なんていうと、若干ひかれたりする場合もあるぐらいですもん。
そんな競技にあと2ヶ月もしないうちに参加するわけですが、実際ひいちゃう人たちの認識の方が正しいんだなということが、準備をすすめるにつれてわかってきました。やっぱいろいろ大変です、この競技。私の参加するのは初めてなこともあり、距離の短いスプリント部門(水泳750m、自転車20km、ランニング5km)なんですが、制限時間は1時間45分しかありません。トランジットも含めての時間ですから、自転車と水泳の経験に乏しい私からしてみると、正直ギリギリの時間にしか見えません。実際海でどのくらいのペースで泳げるかなんてよくわかりませんし、自転車は30km/h巡航で40分勘定。でも後のことを考えないといけないからそんなに出せないでしょう。50分は見ないといけないカモ。ランニングは普段なら22-3分てトコでしょうが、へばってたら30分かかってしまうこともあるかもしれない。てことは水泳は25分でこなさないと。ウェットスーツ脱ぐのも含めて・・・。なんて考えると、Time Outの文字が頭の上にずっしりとw
お金もかかるんですよ。3種類の競技のオーガナイズをやっていただくんですから、通常のマラソン大会の3倍からの参加費がかかります。ウェットスーツはレンタルですますという手もありますが、自転車もってない人は買わなきゃだし、ウエア。これが今回は特に厄介です。
今期からオリンピックディスタンス以下のJTUのトライアスロン競技に関しては、前開きのウェアを禁止するというルールが加えられました。これはジップを下げっぱなしで競技する人がみっともないという理由で加えられたルールらしいのですが、ウエアのメーカーがまだ全然対応できていません。ほんの少ししか前開きのトライアスロンウエアが出回っていないんです。するとどうなるかというと、まあ奪い合いですわな。特に安いヤツから。なんで、もう高いのしか手に入らなくなっちゃいます。なんで、泣く泣く諭吉さんをドナドナせねばなりませんでした。
トライアスロンウエアはトライスーツといいます。端的にに言うと、ランニングと自転車に対応している水着のことですわな。いちいち着替えなんかしていられませんから、一着でまかなうんです。自転車対応なんで、一応大事なとこには小さいですがパッドが入っています。かつ速乾性です。水なんか含んだまま走れませんからね。まあでも基本的にワンピースの水着ですから、すげーぴっちりしてます。身体の線なんかモロ出ちゃいますから、ランニング畑の人間なんかからしてみると、非常に気恥ずかしい着物と言えるでしょう。ていうか、ゆるい身体で着るのって、かなり勇気要ります。殆ど罰ゲームです。ここらへんのとこでも、トライアスロンは敷居の高い競技なんでしょうね。
おいおい、トレーニングも含めて挑戦記を書き連ねていきたいと思います。